マティアス・ゲルネは、その暖かく、しなやかなバリトンの声と、深遠な楽曲解釈によって世界的な名声を誇る。現在、同世代を代表する歌手として引っ張りだこで、各地の音楽祭やニューヨークのカーネギーホール、ロンドンのウィグモア・ホール、ミラノ・スカラ座など世界的なコンサートホールに登場している。
ゲルネの音楽上のパートナーとしては、ヴァレリー・ゲルギエフ、ロリン・マゼール、小澤征爾、サー・サイモン・ラトルといった世界的な指揮者、そしてピエール=ロラン・エマール、レイフ・オーヴェ・アンスネス、アルフレード・ブレンデル、クリストフ・エッシェンバッハといった著名なピアニストが挙げられる。
ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、サンフランシスコ交響楽団などアメリカを代表するオーケストラ、さらにはフランス国立管弦楽団、パリ管弦楽団、ロンドン・フィル、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルと共演。ここ数年間、ヨーロッパ各地、アメリカ、そしてアジアに登場。2011年秋にはウィーン・フィルのツアーに参加し、オーストラリア、香港、日本を訪れる。
1997年にザルツブルク音楽祭でオペラデビューして以来、マティアス・ゲルネはロンドンの英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、マドリッドのレアル劇場、チューリヒ歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ドレスデンのゼンパー・オペラ、日本のサイトウ・キネン・フェスティバルなど世界各地の歌劇場や音楽祭に出演している。「魔笛」パパゲーノ、「タンホイザー」ヴォルフラム、「ヴォツェック」、ヒンデミットの「画家マティス」、ライマンの「リア」など幅広いオペラレパートリーを誇る。
これまでにリリースした複数のCDは、いくつもの賞を受賞しており、現在はハルモニア・ムンディ・レーベルより、シューベルトの歌曲を11枚のCDに収めるシリーズのプロジェクトが進行中である。
ロンドンの王立音楽アカデミーの名誉会員。2001年から2004年までデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学で、名誉教授として歌曲科で教鞭を取った。
ワイマール生まれ、ハンス=ヨアヒム・バイヤー、エリザベート・シュヴァルツコップ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの各氏に師事。